波佐見焼についてと波佐見焼陶器まつり

波佐見焼の陶器市について知っておきたいことをまとめました

毎年GWには様々なところで陶器市が行われます。中でも盛り上がる陶器市の一つに波佐見焼の陶器市があります。

陶器市はたくさんの素敵なデザインが安い価格帯で購入することができ、とても人気があります。そんな波佐見焼の陶器市についてまとめました。

 

波佐見焼とは?

波佐見焼とは、長崎県と佐賀県の県境にある波佐見町で作られている陶器です。400年もの歴史があり、安価で良い品で一般市民に昔から広く使われていました。

 

よく耳にする有田焼の産地、有田が近くにあることや、波佐見には海がなく伊万里から出荷することから、有田焼や伊万里焼ほど、近年までメジャーな陶器ではありませんでした。

産地表記が厳しくなり、認知され始めた波佐見焼

波佐見焼が波佐見焼として認識されるようになったきっかけは、産地の表記が厳しくなったからです。これにより、波佐見の名が有名になってきました。

 

波佐見焼は他にはない独自の分業制度を取り入れているため、安価での量産が可能になりました。量産が可能ということは、多く普及するのでたくさんの人に使われる陶器になります。

 

波佐見焼は分業するからこそ、高い技術のものもを、安価にたくさん作ることができます。

 

しかし、分業するということは人手が多く必要で、新作を作る際にはたくさんの人が新しいやり方を覚えなければならない点で、予算も時間もかかるのでデメリットと言われています。

 

波佐見焼の作品の特徴は、特徴がないことです。波佐見焼は時代やニーズに合わせて様々な作品がつくられます。なので、特徴がないのです。

 

波佐見焼陶器市

波佐見焼の陶器市は、波佐見焼陶器まつりと言って毎年GWに開催されます。波佐見焼の窯元や商社が130件も出店する大規模な陶器市です。毎年たくさんの人が訪れます。

 

会場はテント内なので、雨天でも安心していくことができ、陶器の購入だけじゃなく、陶器製作を体験することもできます。

 

本会場ではたくさんの波佐見焼の窯元・商社が出店しています。特に人気のある白山陶器などは、個別会場になっています。

 

波佐見焼陶器市の開催概要

毎年GWに開催されます。2017年は4月29日~5月5日までです。

本会場はやきもの公園広場です。第二会場は波佐見・有田インター入口です。他にも周辺に人気窯元の販売会場があります。

やきもの公園

〒859-3711

長崎県東彼杵郡波佐見町石郷2255-2

0956-85-2290

アクセス

周辺に駐車場も用意されており、1500台が駐車できる大型通駐車場も完備されています。会場近くの駐車場は台数も少なく早い段階で満車になってしまいます。

 

また、会場から少し離れた駐車場からは無料シャトルバスも運行していますので、近くの駐車場が満車な場合は長い時間並ぶよりも、離れた駐車場に行くのがおすすめです。

 

シャトルバスは有田駅からも運行しています。15分間隔で、15分ほどで会場に到着します。

 

車で他県から向かう際は、波佐見有田インターから15分、嬉野インターから15分です。GWは有田焼の陶器市も開催されるので、波佐見焼陶器まつりの周辺以外も道が混雑しています。

 

波佐見焼陶器市で人気のブランド

波佐見焼の中でも人気のあるブランドをいくつかご紹介します!

 

白山陶器(ハクサントウキ)

東京や大作家にも直営店を持つ老舗窯元。時代によって新しいデザインを生み出すだけではなく、長年の人気セラーも持ち、Amazonや楽天市場でも販売されています。

 

生活になじむもの、愛されてずっと使われるものを生み出す白山陶器なのでこれからの時代も若者だけじゃなく全世代の男女に愛され続けるでしょう。

 

有名な商品は、1984年に誕生した重ね縞や、白地に瑠璃色で花が書かれているブルームシリーズがあります。このブルームシリーズは、小皿からカレー皿、プレート皿まであります。

 

HASAMI(ハサミ)

カラフルなグラタン皿で有名なブランドです。2010年6月に開業し、若者を中心に人気を博しています。ブランドテーマは、道具・武骨さ・遊び心です。

 

そのテーマ通りに、ポップなカラーの作品が多いです。特に人気があるのが、カラフルなグラタン皿です。どんなテーブルウェアにも合うお皿です。

 

カラフルなグラタン皿はトイグラタンといいます。その名の通り、おもちゃのような可愛さがあります。サイズも4種類あるので、グラタンだけじゃなく、さまざまな料理にも使えます。

 

オススメグルメ

波佐見焼の産地である波佐見には、波佐見焼で食事ができるカフェがあります。波佐見焼陶器まつりの際に寄るという人が多いようです。

 

波佐見焼で食べれる人気のお店をご紹介します。

 

モンネ・ルギ・ムック

波佐見焼の製陶所だった建物を改築して作られたランチからディナーまで食べられる人気のお店。この店がある周辺は、西ノ原と言い、食事だけじゃなく陶器のお買い物も楽しめます。

 

波佐見焼の食器で食事ができるのも嬉しいですが、料理もおいしいと評判のお店です。波佐見焼陶器まつり時期は終始混んでいるのそうです。

  • 住所 : 長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
  • 電話番号: 0956-85-8033
  • 営業時間: 12時~23時
  • 火曜・水曜定休日

にぎりめし かわち

おにぎりとお味噌汁の専門店。農家のご婦人たちがやっている店で、素材にもこだわっているからおいしいと人気です。

味噌汁に使われている手作り味噌も販売されているので、味が気に入ったら買って帰って自分でかわちの味噌汁を再現できるのも嬉しいですよね。

 

イートインスペースは少ないのですが、晴れた日にはテラス席での食事がおすすめです。

  • 住所: 長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
  • 営業時間: 10時~15時
  • 月曜・水曜・木曜・金曜定休日

まとめ

波佐見焼は400年もの歴史があり、現在でも人気のある陶器です。安価に手に入る陶器で、分業することによりコストパフォーマンスも良く製造できます。

そのような波佐見焼はこれからもきっとたくさんのファンを増やしながら、もっといい作品が生まれ続けるのではないかと思います。

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